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クラシック音楽
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西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)
岡田 暁生
出版社:
中央公論新社
発売日:
2005-10
エディション:
新書
ページ数:
243
価格:
¥ 819
(税込)
ユーズド(中古)商品:¥ 399
より
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「西洋音楽」と「欧州の歴史」
この本は西洋音楽(クラシック音楽)の歴史を解説した本です。有名作曲家が活動した当時の時代背景や聴衆の変化が理解でき面白いです。流れを簡単に説明すると、
【中世音楽】中世の宗教音楽からルネサンスにより作曲家の誕生(作曲家の意識変化、活版印刷の発明)
【バロックから古典派】絶対王政の時代から市民革命による聴衆の変化(貴族から市民へ)
【古典派からロマン派】近代化(啓蒙主義)とそれに対抗する浪漫主義の時代(西洋音楽に対する聴衆の意識変化、娯楽音楽対芸術音楽)
【近代音楽】大衆社会の到来により西洋音楽の終焉(西洋音楽からポピュラー音楽へ)
この本は有名作曲家が活動した当時の時代背景や思想背景を知りたい人には参考になる本だと思います。
クラシックを知らない人でも楽しめる本
普段、ポピュラーミュージックしか聞かない私にとって、クラシックは敷居が高く、知識や教養がないと楽しむことができない芸術作品という印象を持っていました。
しかし、クラシックが作曲された当時の人にとってはポピュラーミュージックであり、“クラシック”と呼ばれるジャンルの音楽は存在しなかったのだと知りました。
また、ドイツの作曲家の音楽は、当時の人々にとっても敷居が高く、娯楽ではなく、芸術や哲学的なものだと感じていたようです。
クラシックからポピュラーミュージックへと変化していく経緯が描かれています。
唐突にポピュラーミュージックが生まれたのではなく、必然的な流れだったのだと感じました。
西洋文化史
作曲家の生涯等から、断片的に知っている音楽史ではなく、西洋社会史と音楽の関わ
り合いが一望出来る、西洋文化史の名著。
クラシック素人にはちょとツラい
聞く音楽はもっぱら洋楽のロック、ソウル、ポップ、ジャズなどクラシックはド素人ですが、
クラシックの世界にも興味があり、評価が高いので読んでみました。
当時の時代背景や、ディテールは大変興味深く、オモシロイのですがその他の固有名詞や作曲家の名前はちんぷんかんぷんです。やはりある程度クラシックを聴いて知っている人でないときついですね。
音楽を言葉で表すことの難しさを痛感しました。この本で取り上げられている曲を聞きながら読めばもっと理解できるでしょうね。そういう企画があったら是非聴いてみたいです。
入門書として傑作
通常は音楽史というタイトルで本が出るとすれば、大抵はハードカバーで最低600頁ぐらいあって価格は4,000円を覚悟しないといけない。下手すると全15巻などとなりかねない。ところがこの本はなんと新書版でやってしまった無謀な本だ。
しかし、著者はまず通常我々が呼ぶクラシックと呼ぶ音楽は18世紀からのたった200年間に渡って作り出された西洋音楽形式なのだと最初に確認する。そして、西洋音楽史を大きな河に例え、上流である古楽(グレゴリオ聖歌から始まる中世音楽、ルネサンス音楽、バロック音楽)から大河の河口近くの古典派及びロマン派、そして20世紀に入ってからの崩壊、現代の音楽までを流れるように俯瞰して見せてくれる。
ベートーベンの生い立ちがどうとか、モーツァルトの生涯とか、そういったことにはあまり立ち入らない。西洋社会の変化と音楽の構造の変化、そして音楽と人々の関わり方の変化に中心を置いて解説してくれている。
あまりクラシックには詳しくなかったが、「おお、そういう流れがあったのか」と楽しく読めた。
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3時間でわかる「クラシック音楽」入門 (青春新書INTELLIGENCE)
中川 右介
出版社:
青春出版社
発売日:
2006-05-02
エディション:
新書
ページ数:
208
価格:
¥ 735
(税込)
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傑作!【最高のクラシック音楽入門】
教育者の両親は3人兄弟の子どもたちに最初にカワイオルガン教室に通わせ、その後ピアノもならいにいった。弟と僕は中学1年生で部活動が忙しく成るにつれて、練習せずに行くようになり、上達もせず、先生にも怒られあきられる日が多くなり、親も諦めて辞めた。
ただピアノだけではなくてクラシック音楽は非常に好きで、音楽の時間にあった音楽鑑賞感想文を書くのは得意で好きだった。
映画Amadeusをは久々の傑作と思い、3枚組のCDを購入し聴きまくった♪
グレートコンポーザーを全巻購入し、阪神大震災の時にまず持ち出したのが、その解説書と50枚のCDだ。
また、お正月に実家に帰ったときに、久しぶりに車の中でラジオからベートーベンの交響曲5番「運命」を聞いたときに、改めてそれぞれの楽章(特に第2楽章)の素晴らしさが身にしみて感じた。
ベルリン・フィルにも行った♪
小澤征爾と話をした♪
ストラディバリウスのみのバイオリンコンサートにも行った♪
まあ、つまりクラシック音楽は大好きなのである♪
で、前置きは長くなったが、日経アソシエで教養の中でクラシック音楽を勧められているが、中川右介氏「クラシックジャーナル編集長」著作の『3時間で分る「クラシック音楽」入門』(青春出版)これは、傑作ですよ!
みんながなんだかわかりにくいと思っているクラシック音楽を明快にフレームワークに落としこんで解説してくれる!ホントに気持ち良いです!こんな事まで書いて良いの?と思うような事まで書いてあって、日本のクラシック音楽界のことが少しわかります。
頂上からクラシック音楽は聞くべきとの持論で、
キーワードは
その1【ドイツ】18世紀になってバッハやモーツアルトなど構成に名を残す作曲家がドイツ圏に誕生
その2【交響曲】クラシックの格調の高さを最も感じられるのが交響曲 バッハが確立した曲のジャンルで4つの楽章から成る。 第一楽章ではテーマのメロディが提示され、変奏されてまたもとに戻る。第2楽章はテンポが遅くなり、第3楽章はメヌエット(舞踏音楽)。第4楽章はフィナーレとなる。これが基本で例外も多い。
その3【ベートーベン】格調高さをもっとも感じられるのがベートーベン 彼以前は特定の意味を持たない絶対音楽であった。
その4【指揮者】ベートーベン以降に意味を持つ標題音楽が生まれ、これを解釈する指揮者の存在がクローズアップされる。「運命」「田園」「合唱」など、音楽に「意味」があるという概念が広まり、解釈を音楽で表現する指揮者が重要になった
結論として【ドイツの指揮者ヴェルヘルム・フルトヴェングラーが1951年7月29日にバイロイト音楽祭で指揮した、ベートーベンの交響曲第9番の演奏を勧められている。(が、オーラみたいなものは僕は感じたが、個人的には音がこもっておりちょっと聞きづらい。)
映画アマデウスの中でアントニオ・サリエリが「なぜ私には作曲する才能を与えられず、理解する才能を与えられたのですか」と神を恨むシーンがあるが、僕はまず理解する楽しみを広げて、家族や子どもたちと楽しみたい♪
「頂上作戦」に勝るもの無し♪
初心者だけでなく、専門家も楽しめる深さがある
タイトルからクラシック音楽初心者のための本かと考えがちです。しかし、この本は十分専門家にも楽しんで頂けます。クラシック初心者だけでなく、ぜひ専門家やマニアの方々にも読んで頂きたい本です。
クラシック音楽の敷居の高さをアピールする「入門書」
著者は雑誌「クラシック・ジャーナル」の編集長である。今は37号まで出ているが、私が買った最後の号は35号。あまりにもマニアックな内容や単行本の草稿ばかりの紙面に興味を引かれなくなったことは小さい理由に過ぎない。一番の理由は、編集長が自由な議論の場を設けていることを逆手に取り、インパクト狙いと思しき極論や暴論で雑誌が蹂躙されていると思われたからである。言論の自由と言葉の暴力とを混同してはならない。この不快感に耐えるくらいなら、音楽産業の支配下にある雑誌の方がまだしも気分よく読める。何しろ本書にもあるように、私は30年近くクラシック音楽を聴いてきて、この種の業界誌の読み方は十分に心得ているつもりだからである。
本書はクラシック音楽の入門書、という形をとってはいるが、実際に書かれていることは「この道に入るには努力が要ると覚悟せよ」「最初から最高の演奏を聴け」ということである。クラシック音楽を聴きたいと思って入り口で迷っている人々に、それなりの覚悟を求めているのだ。簡単さ、気軽さを売り物にした嘘くさい入門書よりもずっと親切である。事実、私自身の入門も、きわめて自覚的であった。「これからクラシック音楽を趣味にする」と決めて基礎知識の収集を行い、同時に少しずつ曲に親しんだ。何を聴けばよいかわからないから、最初はFMラジオだった。何となく好きになる、などという生易しい世界でないことは著者の言うとおりである。
それにしてもこの文章、何とかならないか。決して難しくはないけれど、無味乾燥。文学ではないのだから仕方ないと言われたらそれまでであるが、これではまるで役所の文章だ。それに第3章は蛇足。こんな場で半端な歴史を語るより、あとは指揮者の写真集なりCDジャケット写真集なりで端正・華麗なイメージを植え付ける方が、経験上よほど効果的であろうと思う。
世界一率直で頼りになるビギナー本
クラシックについて世界一率直に書いてある本です。
コンサートは金額で選べ、とか、第九は近所に聴きに行ってはいけない、など使えるアドバイスがあります。率直な語り口でありながらも、クラシックファンならかくあるべしという気位の高さ。
笑いながらも詳しくなれるという一石二鳥の本です。買ってよかったです。氏の『カラヤンとフルトヴェングラー』もめっちゃよかったし、新著を買いそろえて読み返そうと思ってます。
クラシック何も知らないんだけど、知らないまま死ぬのはなんだか音楽ファンとしてもったいない・・・と心のどこかで思っている人にはベストです。先に読んでおくとだいぶ無駄が省けるような気がします。
クラシック音楽は「頂上」から聴く
クラシック音楽の入門者です。どうしたらクラシックを楽しめるようになるのかというノウハウだけでなく、楽しみ方の説明を読む進むと自然にクラシック全体の流れが掴めるようになっています。
著者としては、クラシックといえばべートーベンという意見のように感じましたが、幅広く推薦音楽を提示してくれていますので、後半の作曲家ごとの推薦曲は大変参考になります。実はコンサートに行こうと思って参考になる本と思って本書を買ったのですが、本書では、「頂上」から聞けということで、オーケストラであれば、最高席が2万5千円以上のところにまずは行きなさいというアドバイスなので、コンサートに行くことは逡巡してしまっています。従って、専らCDとYouTubeで楽しんでいるというところです。それでも、この本に出会ったことでクラシック音楽を楽しめるようになりました。
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クラシックBOOK―この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる! (王様文庫)
飯尾 洋一
出版社:
三笠書房
発売日:
2007-01
エディション:
文庫
ページ数:
218
価格:
¥ 730
(税込)
ユーズド(中古)商品:¥ 80
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クラシック音楽の楽しみ方完全ガイドCD2枚付―主要楽曲150曲以上を紹介入門書を超えた充実度
くわしっく名曲ガイド
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(;'Д`)ハアハア クラシック音楽の序列がよく分かった・・・?!
(;'Д`)ハアハア
S級
バッハ ベートーヴェン
A級
チャイコフスキー ドヴォルザーク モーツァルト リスト ワーグナー
B級
シューベルト ショパン ショスタコーヴィチ ストラヴィンスキー
ドビュッシー ハイドン バルトーク ビゼー プッチーニ
ブラームス ブルックナー プロコフィエフ ベルリオーズ
ラヴェル ラフマニノフ
C級
ヴィヴァルディ ヴェルディ エルガー グリーグ サン=サーンス
シベリウス シューマン リヒャルト・シュトラウス ヒンデミット ヘンデル
D級
ヴォーン・ウィリアムズ コダーイ サティ シェーンベルク
スクリャービン スメタナ ハチャトゥリアン プーランク ブリテン
ベルク マクダウェル ヤナーチェク ロッシーニ
E級
アルカン ヴィラ=ロボス ウェーバー カリンニコフ
椎名林檎 シュトックハウゼン スーザ フォーレ フランク
ムソルグスキー メシアン リャードフ リムスキー=コルサコフ
F級
アンダーソン オルフ ガーシュウィン グノー クライスラー
ケテルビー サラサーテ シュトラウス2世 武満徹 デュカス
ニールセン バーバー パガニーニ ホルスト ボロディン
レスピーギ ロドリーゴ マーラー メンデルスゾーン
作曲者の辞書みたいなもの
この作曲者ってどんな人だっけ?そう思ったとき手軽に見れる本です。
その作曲者の基本的な説明とお勧め曲(8曲ほどサンプルあり)、そして肖像画付で分かりやすかったです。豆知識もあって面白いですよ。
クラシックの上級者には物足りないものかもしれませんが、初心者にはうってつけだと思います。ぜひ見てください。
あと、裏にCDがついているのですが、これ入れたままだと背表紙のあたりが曲げれなくて読みにくいです。まぁ、とればいいんですけどね。
知らなかったエピソードも
結構クラシックは聴いている方ですが、作曲者については以外と知らないことばかりでしたのでこの本は楽しめました。
また途中で挟み込まれているコラムでは、コンサートでのマナー(あるいは対処方法)は納得のいくことばかりでした。拍手は周りの様子に合わせてなど(もしみんなが実行すれば、演奏後誰も拍手しないんだろうな・・・などと思いました)。
CDもついてこの価格でしかも内容は濃く、多岐にわたっています。とても良い本&CDだと思います。
やさしい入門書
飯尾さんの優しさが伝わる、易しいクラシック音楽の入門者です。
作曲家別の構成なので、辞書的にコンサートの曲に合わせて拾い読みすることもできます。
「演奏会では絶対にやってはいけないこと」には全く同感。このあたりも著者の気持ちが伝わります。
この価格で、CD付きもお得。王様文庫らしい、良心的な企画です。
ありそうでなかったクラッシック本。
雑学集等、初心者が、まだ敷居が高く感じられる頃に疑問に思いがちなクラシックに関するいろんなことを網羅しているので、親切な内容だと思います。作曲家の肖像画や写真、また注釈が添えられていることも人物を想像しやすいし、より深く知りたい気持ちをそこで解消できます。内容が充実しているので、初心者でなくても、かなり楽しめる一冊だと思います。
文章は、さすがウェブサイト『CLASSICA』運営の飯尾さんらしく、親しみやすい雰囲気がありながら、でも論理的。きちんと分類されているから、どこから読んでも楽しめます。
今までありそうで、なかったクラッシック本だと思います。
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CD&DVD51で語る西洋音楽史
岡田 暁生
出版社:
新書館
発売日:
2008-08
エディション:
単行本
ページ数:
206
価格:
¥ 1,575
(税込)
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より
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ピアニストになりたい! 19世紀 もうひとつの音楽史
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独特の視点から取り上げた音楽の解説が面白い
・ 取り上げたCD、DVDは、「地中海のクリスマス」で始まり、「ベートーヴェン交響楽全集」で終わる。間にはスティングの”The Journey & the Labyrinth” (ジョン・ダウランド作品集)が紹介されている。
・ 優れた点は多数あるが、そのうちの一つはその音楽の作られた時代/文化の背景が述べられていること。例えば19世紀のパリの成金の様子。また、サロン音楽、ヴィルトゥオーソ音楽がどのような位置づけなのかを実に面白く説明している。
・ 資料性にも優れている。国民楽派の作曲家名を記載した地図、主な作曲家70人の生没年グラフ、西洋音楽史の年表(カールハインツ・シュトックハウゼンなどの現代音楽、大澤壽人を含む)、取り上げたCDなどの詳細データがある。
・ 残念な点は、年表の最後は1911年生まれのニーノ・ロータで終わっており、レノン/マッカートニーや米国の作曲家は入っていないこと。
・ 私は、日本の音楽評論には視野が狭くて辟易させられる場合がほとんどだが、岡田氏による本書には、完全ではないがかなり満足した。
クラシック音楽をより深く知るきっかけに
音楽史のポイントが要所で押さえられている良著。
作品周辺の歴史的な背景を知ることで、好きな作曲家以外にもいろいろと聴いてみたくなる。
内容としてクラシックファンに媚びていない雰囲気があるので、初心者のガイド本としては手強いと思う。
中世の音楽に多く紙面を割かれたり、ブルックナーが載っていなかったり。
CDや映像作品の紹介も、売れているかどうかは別として、特徴を表す尖がったものが多い。
この辺り、筆者のポリシーが強く感じられた。
流れや歴史という意味では、同氏による「西洋音楽史」のほうが内容が濃い。
だた、あちらはやや教科書的なので、読みやすさは本書のほう。文章も明瞭で分かりやすい。
クラシック音楽の聴き方を、また違った角度から捉えるきっかけになる1冊。
また、本書から音楽史、ひいては西洋史へと興味が広がるかもしれない。
西洋音楽史の新しいパラダイム
タイトルからしてどこにでもある通俗本かと思ったら、まれに見る名著でした。氏の「西洋音楽史」や「ピアニストになりたい!」にも共通していますが、幅広い社会史的文脈の中で個々の作曲家やその作品に対する演奏のスタイルが、どのような歴史社会学的な文脈から生まれたのかが該博な知識によって鮮やかに記述されています。この本を読んで何よりもためになったのは、自分がどのような時代様式・価値観に立って、いろいろな音楽を評価していたことが明確になったことでした。大阪大・京都大と言えば、西洋史でも川北稔氏、角山栄氏といった社会史の逸材を生み出した由緒あるところです(自身は東京の人間ですが)。岡田氏もそのような中で何らかの薫陶を受けたのでしょう。このような本を出発点に日本の音楽評論も新しいパラダイムへ進むことを期待します。ただ唯一難点をあげると、ある程度クラシック音楽に馴染んだ人出ないとこの本を十分に理解するのが難しいかなということです。その意味で、岡田氏の講義が、放送大学のような媒体で接することができることを願うばかりです。
音楽史としてもディスクガイドとしても秀逸!!!
この本は音楽史の解説としては、稀に見る素晴らしいものだ。中公新書の『西洋音楽史』も好著であったが、具体的なディスクを取り上げ、それぞれの時代風俗や歴史的なカリカチャ等を縦横に配することによって、読み物として圧倒的に面白くなっている。そのうえで著者の鑑識眼に適ったディスクを視聴するというお楽しみもついてくるわけであり、文句なし!!!
圧巻は、従来多くの読者にとって退屈になりがちなルネサンス以前までの14話だ。音楽史の太い背骨が、モンテヴェルディあたりまでに通っており、古典派ロマン派に偏りがちなリスナーの目を開かせるに十二分。
個人的には、新古典派、無調音楽、ソヴィエト音楽を扱った3つが興味深い。中身はこれまでたくさん語られてきたものだが、「使用した和音のせいで処刑される」ようなソヴィエトの社会で、芸術に超越的な価値があるなどという悠長な西側アヴァンギャルド(シェーンベルク等)とはおよそ異なった境遇に生きざるを得なかったショスタコーヴィチの真価を適切に述べている。ただし、疑問点の多い『ショスタコーヴィチの証言』に拠り過ぎた議論なのかも?
このあたり、ローレル・ファーイの本は眺めた程度なので詳しくわからない。
ショスタコのコンパクトなガイドとしては、千葉潤『ショスタコーヴィチ』(音楽之友社)がお奨めだが、あれにはどう書いていたか?
音楽を歴史的に語る実習篇
岡田暁生の『西洋音楽史』(中公新書,2005年)の実習篇である。
中公新書が理論篇だったとすれば、代表的なDVDやCDを参考に京都大学(あるいは岡田氏が通史を担当していた神戸大学)の講義を聴いているような錯覚を起こさせてくれる名著である。岡田氏は「音楽を歴史的に聴く楽しみ」を伝えたいと中公新書で書いた。その姿勢はこの本でも貫かれている。
音楽を好き嫌いで語ると言い放しになって対話が成立しない。音楽を歴史的に語る方法、それを学べる幸福な機会が私たちにもたらされた。
ありがとう、岡田さん。次の著作も期待しています。
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やさしくわかる楽典
青島 広志
出版社:
日本実業出版社
発売日:
2005-01-27
エディション:
単行本(ソフトカバー)
ページ数:
222
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¥ 1,890
(税込)
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作曲家の発想術
楽典―理論と実習
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読み物として楽しめる
楽典の様々なことが軽いノリで書かれた一冊。
初歩的な事からちょっと難しい事まで
雑学を交えてまとめられているので、
お勉強と身構えなくてもどんどん読み進めることができます。
趣味で音楽に触れている人が、初心者から初級者に
なったあたりで復習・知識の補完として使うと
楽しく読めそうです。
きちんとした学習に使うには若干内容が軽いかもしれません。
音大受験生には役立たないかも・・・
当方音大受験生です。音友社のいわゆる黄色い楽典を使って勉強しています。楽典の勉強が苦手でいい楽典はないかと思ってこの本を購入しました。内容は初心者の目線で書いてあるのでとってもわかりやすいのですが、黄色い楽典程のクオリティーは求めてはいけません。
しかし、楽典の勉強の息抜きとして読むのには最高の一冊だと思います!
わからなくなった単元をちょっと調べるくらいには十分に使えます!
わかりやすい楽典
楽典に関する本をたくさん出ているが、なかなか合うものにめぐり合えない。
昔、「楽典 理論と実習」を知り合いから勧められ購入したが、あまりの難しさにほとんど読めないまま終わった。どうも音楽大学の入試用に受験生が読んでいるレベルの本らしい。超ロングセラーなので内容的にはかなり充実したものなのだろう。ある程度基礎のある方には向いているかもしれない。
他に簡略化した本は多数あるが、どうにも軽く内容的にも不十分な印象。
この「やさしくわかる楽典」は内容的には十分だと思う。
初心者にもわかりやすいように平易な言葉で詳しく説明されているので理解しやすい方だと思う。
あえて欠点を挙げると、やはり「音程」のところでひっかかってしまった。「完全音程」のところでたとえば「きれいな響きのグループ」とかひとこと特徴を書き添えてくれると、初心者でもさらに理解しやすくなると思う。また他の方が書かれているようにシをスィと表記されているのが気になって仕方ない。
ポピュラーな音楽を演奏している人にとってはここまでは必要ないかもしれない。
しかしこの本を読んだからといって楽譜がすらすら読めるようになるわけではない。
難しい部分もありますが…
私は音楽の初心者です。んまぁ、いくらなんでも、楽譜くらいは読めます。
そんな人がこの本を読むとこんな感想を持ちます。
嬉しかった事。
小学校、中学校の音楽のテストで「これは何調?」という問題がたくさん
あったはず…。この本を読む事で、あー納得。
さすがに耳からの情報だけでは、わかるようになりませんが、楽譜を見れば
わかるようになるはずです。
和音もわかるようになります。
つまり、中学まで習うことは総復習でき+αの知識が得られます。
前半の7割はわかりやすいのだが、後半が難しくなってくる。
でも1800円で、そこまで、知識が貰えるなら安いと思います。
音楽素人でも読めたけど
漫画の「のだめ」で、音楽の理論の話があったので、
ちょっと興味が出て、音楽の理論は楽典だとの情報から読んでみました。
そんな動機だったので、欲しい情報が満足に得られたかと言うと、まぁ、そこそこ。
楽典が何で、楽式がなにかとか全く知らずに読んだから、仕方が無いですが。
でも、そんな素人でも、何とか理解できる内容です。
理系の人間としては、もうちょっと理屈で攻めてもらったほうが分かりやすかったですが。
一つに腰を落ち着けて解説するのではなく、
色々なことが、どれも重くならない紹介程度にある感じで、
まるで幕ノ内弁当の様な本です。
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ブーレーズ作曲家論選 (ちくま学芸文庫)
フ゛ーレース゛
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筑摩書房
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2010-03-12
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2009-04-08
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多様な分析方法を見せてくれます
「名曲探偵アマデウス」は名曲のもつ音楽的な特徴を楽しく解説してくれる番組です。その監修者でもある野本由紀夫准教授(玉川大学)の編著なので即購入しました。執筆には野本氏(ベートーヴェンからロマン派、国民楽派、ホルスト、マーラー、リヒャルト・シュトラウス)のほか、松村洋一郎(慶応義塾大学博士課程。協奏曲と古典派)、稲崎舞(国立音楽大学博士課程。シューマン、ワーグナー、ヴェルディ、ビゼー、プッチーニ、ラヴェル、シベリウス、ドビュッシー、ストラヴィンスキー)の若手が参加しています。
楽曲分析には本来は一定の方法があるのでしょうが、この本は曲によって型や構成を論じたり、作曲家の人生との関係を論じたり、楽想を論じたりといろいろな技を見せてくれます。
なんにでも使える切り札のような便利なものはないんだなということが分かりました。また、声楽については説明不足だと思います。
CD2枚つきで各々70分以上23曲が聴けます。音源はナクソス・レーベルからですので、有名な演奏家ではありませんが、しっかりしています。解説と合わせて考えたら、お買い得です。
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クラシック名盤 この1枚 (知恵の森文庫)
中野 雄
出版社:
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発売日:
2003-06-06
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個人のコダワリが詰まった、濃い本
これほど主観的なレビューの詰まった本は、かつて読んだことがありませんでした。
執筆者によって多少の違いはあるものの、各自が自分のために書いているのではないかと錯覚するくらいで、
1枚への思い入れが感じられました。
見た目にも分厚くて、開くとぎっしりと書いてあり、その凝縮感とボリュームには圧倒されます。
選定された名盤は、初心者の私からするとかなりマニアックで、古い音源も多いです。
初心者向けのガイド本とは一線を画す手強さがあるので、好き嫌いは分かれるでしょう。
タイトルにある「スジガネ入りのリスナーが選ぶ」は、見掛け倒しではなかったです。
既にクラシックのCDやレコードを何百枚も持っている人には、たまらない内容だと思います。
音楽への愛が伝わってくる一冊
音楽評論家からプロの演奏家、一般の音楽愛好家まで、さまざまな人が名盤紹介をしているが、どの文章からも筆者の音楽への愛から人となりまでが、ひしひしと伝わってくる。
1ページ目から読んでいってもいいが、自分の好きな曲のページを開き、その曲にはどんな演奏が、またどんな思いを持っている人がいるのかを読んだり、また、ふと適当なページを開いて、様々な人の音楽への愛を感じ取る楽しみ方もできる。何よりページ数が多いから、飽きがこない。
よくこの手の本にありがちな、この曲はこの演奏がよくて、それはこれこれこうだからだ、というだけではなく、読んでいるだけで、まるでその曲を聴いているような素敵な気分になれる、読み物としても成立してしまう一冊だ。
しかし、聴いた気はしても、どの名盤の紹介文も読み終わると、何としてもそのCDなりレコードを手に入れたくなってしまう、恐ろしい一冊でもある。
バランスのとれた名盤紹介
クラシックの名盤について、音楽評論家だけではなく、熱狂的なファン・マニアなどの推薦を集めた名盤紹介本。それぞれが思いの丈を熱く語っているので、それを読んでいるだけで楽しいが、幅広い層の愛聴版を紹介することで、全体的なバランスがとれているところ画面白い。いかに名盤とはいえフルベン一辺倒とか、あるいは馴染みのない通好みのオケや指揮者の紹介ばかりでなく、クラシックを聴き始めたばかりの人でも、何となく聴いてみたいCDが見つかるあたりが好ましい。ちなみにこの本で紹介されていたクレンペラーの「幻想交響曲」など聴いてみて、視野が広がったと思う。
絶対のお薦め!!
この本の特色は、専門家以外の人たちが自分の経験を踏まえながら、「名盤」を語っているところである。音楽評論家となると、自己の経験と切り離して客観的な評論をしようとすることは、やむを得ないところではある。しかし、それだからこそつまらなくなる、とも言える。この本は、それぞれの人たちが、時には自己の過去を振り返りながら、「名盤」を紹介するものであり、彼らの肉声を聞いているかのような印象がある。面白いことは比類がないし、紹介されている名盤も他には見られないものも多い。音楽評論家である福島氏の文章からして、他の彼の類書と異なり、プライベートな要素が強くなって興味深い。こういう本こそ、待ち望んでいたものである。
クラシックファン座右の書
専門家から一般人までさまざまな人たちが、クラシック音楽への愛情を吐露した楽しい名盤案内である。一般には入手しにくいレコードや古い録音もあるが、著者の情熱的な文章に思わず聴いてみたい!という衝動に駆られる。この手のガイドブックはたくさんあるが、こんなにおもしろいものは少ない。私の座右の書である。このコンパクトな本のなんと充実していることか。お薦めです。
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永遠の故郷 真昼
吉田 秀和
出版社:
集英社
発売日:
2010-01-05
エディション:
単行本
ページ数:
160
価格:
¥ 1,680
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胸を打つソプラノとピアノの調べ
おそらく遺作のつもりで雑誌「すばる」で連載されている(であろう)吉田氏の最新作「永遠の故郷」の第3作です。
「夜」から始まり、「薄明」に続くこの「真昼」編は、氏の亡き父君に献呈され、主としてマーラーの歌曲について述べられていますが、冒頭におかれた「愛の喜び」と題されたある女性の思い出が深く心に残ります。
これは、戦後間もなく音楽の原稿を書きはじめた吉田氏を担当していた、ある女性誌の編集者と氏の、音楽を通じた余りにも短すぎた心と心のまじわりを、淡々とつづった掌編です。
声楽家志望だった彼女は、父も兄も戦争で失い、音楽学校も断念せざるを得なかったのですが、彼女は歌うことが大好きで、吉田氏のピアノの伴奏でヨーハン・マルティーニの『愛の喜び』を「明るく澄んだきれいな声で」よく歌ったそうです。
愛の喜びは束の間のもの
愛の悲しみは一生終わらない
私は不実なシルヴィアのためすべてを捨てた
彼女は私を捨て、別の恋人を選ぶ
愛の喜びは束の間のもの
愛の悲しみは一生終わらない(吉田秀和訳)
そして吉田氏はこの18世紀のドイツ生まれのオルガニスト兼作曲家の「都雅な趣と優しい華やかな」、「革命前夜のロココ趣味の咲かせた小さな残んの花とでも呼んでみたい」代表作を、手書きの楽譜に則して小節ごとに解説を加えた後で、このささやかな2人だけの楽興の時の終わりについて触れています。
飛び込みの仕事で忙殺されていた吉田氏が、久しぶりに銀座のはずれにあった彼女の出版社を訪ねてみると、夏の終わりに風邪をひいた彼女は、それがこじれて肺炎になり、入院したけれど「先週亡くなりました」と告げられます。
人はあっけなく死ぬけれど、歌の思い出は、ずいぶん遠くの世界まで私たちを導いてくれるものです。この短いエッセイを読んでいると、若くして死んだ女性の美しいソプラノとピアノの調べが、春浅い私の書斎に聞こえてくるような気がするのが不思議です。
♪人は死に 詩と音楽が 永遠に残る 茫洋
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のだめカンタービレSelection CD Book
二ノ宮 知子
出版社:
講談社
発売日:
2005-08-10
エディション:
単行本(ソフトカバー)
ページ数:
80
価格:
¥ 1,600
(税込)
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より
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¥ 1,120
より
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クラシック入門に!
これはもう1つの「のだめ」ワールド。
千秋とのだめの出会いとなった曲や、千秋の初指揮曲「ベト7」、
さらにオリジナル曲「ロンド・トッカータ」まで入ってるんデスよ!!
「のだめ」を読みながら聞くのもいいし、クラシック入門にもいい一枚です。
黒木君ラブな私としては、一番良かったのはモーツァルトのオーボエ協奏曲と
ピンナップカードかな??
クラシック入門に最適!
レーベルがキングレコードその他で,音源に
問題がありますが,劇中を彩ったそうそうたる
曲目が収録されているので,クラシック入門
には最適です.
(個人的には,ベートーヴェン「英雄」を入れて
欲しかった...)
大澤徹訓先生の書き下ろし曲「ロンド・トッカータ」
も聞き所です.
佐久間さんの意味不明ポエム,けえ子さんの手抜き
訳も良い味出してます.
ただ,大澤先生の解説が難し過ぎです...
音質は…
私はベスト・オブ・カンタービレも持ってますが、
曲目もかぶっている物が殆どだったので、
純粋にCDの音質のみで考えるとベスト・オブ・カンタービレ
の方を買った方が良かったかもと思いました。
…惜しい?
個人的にはラプソディー・イン・ブルーのピアノを、原作みたいにピアニカバージョンで聴いてみたかったです(-_-)。
描きおろしイラストや、初版限定しおり(私は千秋で大ラッキ〜∨)はおいしかったです。
クラッシック音楽への第一歩のために
「のだめカンタービレ」の劇中に登場したクラッシックの名曲を抜粋したCDとイラスト集。のだめのファンだけれど音楽のことは分からない・・・これを機会に本格的にクラッシックを聴いてみようとする人にとって一つのきっかけになると思う。
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